意味ない?後出し?移動平均線が教えてくれる市場心理とは

意味ない?後出し?移動平均線が教えてくれる市場心理とは
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今回はインジケーターの概要ではなく、もっと突っ込んだ話です。

今回取り上げるのは「移動平均線」

投資家の誰もが1度は学ぶ移動平均線。

すべての祖となるこのインジケータが表す本来の意味はなんなのでしょう。

※単純移動平均線についてです。指数平滑等についてではありません。

 

移動平均線とは

軽くおさらいです。

移動平均線というのはこんな感じのインジケータで、一定の期間の終値の平均値を連続して繋いだものです。

 

例えば

4/1 終値100円

4/2 終値110円

4/3 終値120円

4/4 終値110円

4/5 終値120円

という場合、4/5の5日移動平均線の値は

(100+110+120+110+120)÷5=112円になります。

 

そもそも終値とはなんなのか

まずは移動平均線の計算に使われる終値について考えてみます。

終値というのはいうまでもなく、引け値です。

日足の終値100円というのは、その日、100円で引けました。ということです。

 

この終値にはいったいどんな意味があるのか。

それは、市場が導き出したその日の適正な価格という意味です。

 

価格というのは買い手と売り手がいて、それぞれがその値段で合意して取引を行うから価格が決まるのです。

その日の中で、もっと高くていいと思えば買い手が現れ、その高いところで利益の出てる人は売りますね。

そういう取引を重ねていって最終的に買い手と売り手が「今日の時点での価格はこれくらいが適正じゃない?」となるのが終値なんですね。

そんなことないだろ。という意見はありそうですよね。

こんなこと考えてトレードする人自体少ないですから。

でも大多数の人々が参加する相場において、大衆の市場心理的にはこういう結論に落ち着くはずです。

 

その終値を平均化すると何が見えるのか

その終値を平均化したのが移動平均線です。

すると何が見えるかというと、「移動平均線はその期間の売買の平均コストを表している」ということが見えてきます。

市場に参加してる人にポジションを聞いてまわるのは不可能ですが、移動平均線を見れば平均コストはわかるということです。

5日移動平均線だったら、過去5日間の市場参加者の平均売買コストがわかるということ。

 

そして、平均売買コストである移動平均線よりローソク足が上に位置しているということは、買いポジションを持ってる人は利益が出ているということ。

移動平均線が上昇しているということは、平均売買コストが高くなっているということで、それだけ買いたい人が市場に多くいるということで買いが優勢ということ。

 

これだけでも、移動平均線を見る目が変わると思います。

 

ゴールデンクロスは何を意味するのか

では、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に突き抜ける、いわゆるゴールデンクロスの時、市場の売買平均コストという視点で見ると何がわかるのか。

 

たとえば20日移動平均線が75日移動平均線を下から突き抜けた下の画像の時。

この時は、過去75日の平均売買コストより過去20日の平均売買コストが高くなったということ。

つまり、高くても買いたい人が多くいるということですね。

 

そんな中で、売りから入る戦略は危険ということがわかりますね。

 

移動平均線はそれで売買するのではなく戦略作りに使う

 

以上のことから、移動平均線はそれ自体でエントリーの判断材料にするのではなく、あくまでエントリーの方向を決める材料に使った方が良いということがわかります。

 

まとめ

まぁ、僕はEMA派ですけどね( ´Д`)y━・~~

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